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美術コース

芸大・美大への進学にも役立つ造形美術の基礎を固める

色彩・立体構成

色彩構成

色彩構成とはデザイン・工芸・絵画・建築の演習実技で平面構成とも呼ばれています。構成の意味は組み立てる、組み合わせるですから、色彩構成は色彩を組み立てるというこことになります。 授業では、まず色についての様々な知識を講義や演習を通じて、これを理解することから始めます。その上で実際の演習課題に入りますが、色彩構成を始める前にポスターカラーの混色や彩色の際の筆の使い方や絵具の塗り方の習得を行います。

第一学年では「構成Ⅰ」が基礎科目として2単位、第二学年で「構成Ⅱ」が基幹科目として4単位ありますが、本格的に色彩構成を始めるのは第一学年の2学期からとなります。
第二学年の後半から右の色彩構成(1)のように、あるテーマにもとづいて直線や曲線などを用いた色面分割により、美しい色の組み合わせと色彩によるテーマの表現を学んでいきます。
(2)と(3)は第二学年で制作する課題の例です。与えられた写真から任意の一枚を選び、形はそのままに画き、色彩はこれまでの基礎課題で学んだ色の組み合わせなどの知識と経験を十分に活かして、美しい色彩構成を作り出します。

第三学年では、これまでの演習課題の応用として、色彩構成の入試問題や卒業制作展の構成作品の制作に取り組みます。
色彩の演習にはポスターカラーの他に色彩構成専用の色紙や場合により色鉛筆などを扱います。
色彩構成

色彩構成
立方体の色彩構成
(1)立方体の色彩構成
写真をもとにしたイラストレーション
(2)写真をもとにしたイラストレーション
写真をもとにしたイラストレーション
(3)写真をもとにしたイラストレーション

イラスト構成

全ての基礎をふまえて、進路に応じてイラスト構成の勉強をします。
オリジナルキャラクターをデザインする発想力、魅力あふれるキャラクターを描く表現力などを磨きます。
デジタルによるイラストではなく鉛筆や筆で描きますが、観察力がしっかりしていればどんな画材でも遜色ありません。
イラスト構成

H25年度 大阪芸術大学キャラクター造形学科 合格
推薦入試作品再現
高成績により入学金免除
大学の学生募集要項に参考作品として掲載決定
イラスト構成
イラスト構成
イラスト構成
生徒作品。鉛筆によるイラスト構成

立体構成

立体構成は、彫刻や立体造形、建築、プロダクトデザインなどの分野にとって基礎となる演習科目となっています。立体構成で重要なことは、量感や塊、空間などを理解することです。色彩構成が平面と色彩の演習であるのに対して、これは文字通り立体の演習です。

立体構成の課題は様々な素材を使って演習をします。最も身近なものとして紙があります。一般に紙はケント紙という画用紙よりも少し堅くて表面の滑らかなものを用います。ケント紙は曲げることも、折ることも、切ることもできる使いやすい素材で、プロダクトデザインや建築デザイン学科などの入試で出題されます。
ケント紙のほかに面状の素材としてスチレンボードという加工しやすくできているスチロールの板があります。また、粘土やスチロールのような塊状のもの、竹ひごや針金・糸といった線状のものなども使います。

この立体構成は、色彩構成に比べて授業時間としては少なめに設定していますが、大学入試に必要な3年生の受験生に対しては、集中講習などで特別な授業を設定しています。
立体構成
立体構成
立体構成作品
ケント紙による立体構成
立体構成作品
油土による立体構成
立体構成作品
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